
Tangi of Hawaii Pineapple Soprano Ukulele
2004年製のタンギ・オブ・ハワイのパイナップル型ソプラノウクレレ(シリアルナンバー132)をご紹介します。
究極のボロボロのウクレレ。雑に接着剤で修復された跡があり、無数のひび割れが目に見えるだけでなく手触りでも、過去に酷使されたのが明らかです。もしかしたら、酒場の乱闘で武器として使われたか、激しくエル・カボンされたのかもしれません(下の動画参照)。
とはいえ、この楽器には傷だらけの美しさがあります。過酷な旅路の果てにも適当な手当てしか受けられないというような苦い経験を積んだ末、やっと自分の居場所を見つけた楽器という、わびさびのあるおもむきがあります。
そして不思議なことには、弦高はいい具合で、ひび割れも(今のところ)安定しており、本当に素晴らしい音が鳴るのです。
ハワイの楽器製作者タンギ・タリーとその父ジム・タリーは、1993年にハワイで小さな工房を立ち上げました。「タンギ・オブ・ハワイ」はそのブランドですが、楽器製作を中止してから長く、現在ではタンギ・オブ・ハワイのウクレレはごく少数しか入手できません。特にこのモデルは希少です。Googleで検索してみてもらえたら、すぐに分かります。
仕様
- 全長:340mm
- トップ:マンゴー(単板)
- サイド&バック:マンゴー(単板)
- ネック:マンゴー(単板)
- ブリッジ:ローズウッド
- 指板:ローズウッド
- ペグ:製造当時のフリクションペグ
- ナット幅:35mm
購入をご検討の場合は、この、美しいけれど過酷な運命を歩んだ楽器の写真と動画をよく見て、状態を注意深く確認し、調べ物もしてからすべての疑問点を質問してください。
注:発送先はアメリカ本土48州のみとなります。
こぐれの地味ゆる試奏:パイナップル型ですが抱えやすく、とても弾きやすいウクレレです。やさしくストラムすると、ふわりふわりとやわらかい、耳を包み込むような音が鳴ります。もともと甘い音が鳴るマンゴー材ですが、無数の傷や大きなひび割れも影響して、こんな暖かい優しい音になるのかなと感じます。
フレットを上がっていくと微妙な音程のずれが聞き取れます。が、20年以上前のハワイ製で、最高級モデルとして作られたものではないとなると、若干の音程問題は普通というか真剣に、それが味だと思います。
























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