
はじまり
チャーリーはガールフレンドのエマとの結婚一週間前。ロマンチックな出会いからの二人の幸せなドラマを結婚式のスピーチにしたいと原稿執筆中だが、親友も交えた酒席で泥酔したエマから衝撃の過去を聞かされたことから、すべてがくずれていく。
ミタメモ
コメディなのだけど、いろいろみにつまされるかんじで、けっこうつらい。すっきりした短い感想は書けそうにない。はっきり言えるのは、飽きずに最後までみれたし、結末には納得したこと。そしてキャラクターは、主人公もヒロインも、好きになれるし同情もできる。
うんちく
とくにヒロインはゼンデイヤだし、とてもかわいい。理想のガールフレンドみたいな娘だけど過去にうっかり「若気の至り」の間違いがあった人、ってことで、それが原因で災難がふりかかるので、同情しまくれる。
その一方で主人公は、明らかな人格的な欠点を(ここでは書かないけれど)かなり最初のほうからときどき提示されていて、「この状態には同情するけど、それはそうやっちゃダメだろ」とか大事なところで思わせられ、ストレートに好きにはなれない。そこを乗り越えてくれて、いちおうのハッピーエンドに至るわけだけど。
同クリストファー・ボルグリ監督の作品『ドリームシナリオ』もそんなかんじのとこあったよな、と思います。主人公の欠点が、リアルな人間としてありがちすぎて、逆にリアリティを欠いてしまう、みたいな。
作劇テクニック的には、主人公のもつ問題が序盤で提示され、さまざまなできごとののちにその問題点をのりこえて成長する主人公が見せられる、というのは、王道ではある。だけどその「問題」が、人としての弱さからくるいい加減さ、みたいなところに起因しているばあい、同情できるんだかできないんだか……自分にもそういう弱さはあるから共感性羞恥みたいな微妙な感情移入はあって、この先どうなるのか気になる、っていうのはあるんだけど、それは決して愉快な感覚ではない。
4人でみにいったのだけど、そのあと会話は、めちゃ、はずみました。
「あの友達はホントやなやつだったね」「ちょっと信じられないくらい、やなやつ。そこはリアリティなくね?」「過去のあやまちとか、あれ、あるよね?」「うん、だれでもあるよね?」「だよね?」「ね?」
……みたいな。
大人の心の琴線にふれる映画であったことにはちがいないです。
どんだけ
1時間45分
どうみた
劇場 Angelica Village East
機材トラブルで冒頭2分くらいを何度もみてしまい、あげくのはてに館内の別劇場に移動しなければならないというアクシデントがあった。おわびに映画のタダ券2枚をいただく。
いつでる
日本公開は2026年8月21日予定とのこと。