
はじまり
事故後サーキットを去り放浪生活を続けていた元F1ドライバーの中年男ソニーは、旧友の招待で久々にF1レースに返り咲くことに。しかし待っていた仲間は崩壊寸前のチームと超傲慢な若手ドライバーだった。
なぜみた
予告をみたときは「わたしの趣味じゃない……ぜんぜんみたくない……いやブラピは好きだがな……」くらいに思っていた。ところがそのあと何度もいろいろな場所でタイトルを見て、興収がすごかったとか面白かったとかそこかしこで読み、最近Apple+のオススメに出たときついに、ちょっとみてみるか、と思ってしまった。
ミタメモ
そして、最初のスタッフクレジットでジェリー・ブラッカイマーの名前がバーンと出て、「またやられた」と思ったのだった。そうかこの人の映画だったのか。なんかこう、こういう露出のゴリ押しに根負けして、いつしかみることになってしまうのだ。 ブラッカイマー映画ってそんな印象がある。
その結果、最後まで、楽しくみてしまった。思えば、作中でも言及されているF1ブームのひと時代、セナとかシューマッハとかいたあの時代、私もちょっとF1、みていた時期があったよ。そんなことを思い出しました。そして考えてみれば、
- 主人公の年代、ブラピの年齢
- 齢のせいでバカにされた末に若い仲間に認められていく流れ
- 往年の巨匠ハンズ・ジマーの音楽
などと、すべてのしかけが、その年代のおばさん・おっさんの心をつかみにきていた。
ターゲットの中心にされてる観客層だったのか自分。それに自分が気づかずに興味がないフリをしていたのに、むこうはわかっていて、ビシバシ中年生活圏に広告を打ち続けていたにちがいない。私に文化圏の近い人たちが次々にひっかかり、みては作品に言及したりして、そして最後は私も根負けしてやっぱちょっと観てみたかったと認めさせられ、2時間半を投資して観た末に「けっこうおもしろかった」とか言わされてしまうわけです。
いや世界中みんなそうだとは言わないけど、私はやっぱブラッカイマーにはかなわない。いいよそれでいいよ。
どんだけ
2時間35分
どうみた
ストリーミングサービスApple+
さんこう
Rolling Stone Japan: ハンス・ジマーのコンサート映画が必見な理由──映画史に残る名曲を生演奏、豪華ゲストと語る創作の裏側