
はじまり
大災害により居住不可能となった地球。極地でひとり生存していた老科学者は、正体不明の少女と出会う。そこへ状況を知らず宇宙から帰還する宇宙船が接近。来るなと知らせるために大アンテナを目指し、2人の旅が始まった。
ミタメモ
この世の終わりを描くアポカリプス映画であり、異常気候変動を扱ったSci-fi内ジャンルのCli-fiでもある。そんなおいしいジャンルの映画のはずだったのに……それぞれのジャンルのお楽しみがいまいち得られないまま、モヤッと終わってしまった感。
ジョージクルーニーが主演だとか、おじさんと無口少女の交流だとか、SFのなかのファンタジー的な要素だとか、おいしいものがてんこもりなのに、どれも活かしきれていない気がする。
うんちく
プレミス(主人公が冒険前に置かれた状況)やステイク(主人公の冒険の動機となる危機)を敢えて説明しない
↓
きっとあとでわかってくるのだろうとワクワクして、序盤を終える
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色々とわからないままではあるものの、主人公の危機がどの程度か、くらいは説明されるだろうと、中盤まで期待する
↓
あれっ、終わってしまった……
とか
娯楽映画の典型的な物語構成から勇敢に逸脱している
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フツーの映画じゃないかんじがイイねとおもう
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でも尺の真ん中あたりですでに退屈してしまい
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そのあと、べつの、これまで観客と感情的絆を結び切っていないキャラ中心の話に突然切り替わってしまい、完全に振り落とされた
とか
そんなかんじ。
平凡なストーリーテリングから逸脱しようと、脚本上の試みがいくつも行われ、あっさり全てに失敗しているのだと思う。それに加えて、よくある「心温まる」要素もいくつか加えようとして、やはり空振り。
そんな各種の試みの花火が次々と打ち上げられては、映画の終わりとともに、花開きもせずジュッ、と消える。なんども書くけれど、関係者でもないのに残念な気持ちになる作品。
エンタメ業界で多数の要求に対応しながら物語を書く機会のある者にとっては、「よかれと思ってやったんだけど」的な反面教師として活かせる作品かもしれない。
どんだけ
1時間58分
どうみた
Netflix

