
Vintage Supertone Taropatch (Taro-Patch) Ukulele Circa 1920’s – 1930’s
1920年代から1930年代までさかのぼる、希少なSupertone Taropatchウクレレをご紹介します。Supertoneブランドは1940年に終了したため、この楽器は2025年現在、製造後少なくとも85年は経っているものですが、おそらくそれより古いと思います。
この楽器は、本来のタロパッチがそうであるように、コンサートサイズです。木材は何なのか、合板か無垢材なのかすら分かりません。それを調べるうちに、合板の歴史は100年以上もあると知り驚きました。
パーツはすべてオリジナルのもののようです。長さは25インチで、作られた当時のまま交換されていないナット、ブリッジ、木製ペグ、ケースが付いています。ケースの状態は悪いです。
ブリッジは修復され、弦は現状それぞれブリッジの穴を貫通して張られている状態です(写真参照)。小さな亀裂がいくつかありますが、接着補修されています。

内側のラベルには「Supertone Ukulele Style No. 957、製造および素材の欠陥に対して 1 年間保証」と書かれています。

楽器は現状のままで演奏可能です。
こぐれの地味ゆる試奏:まずは、8弦の楽器に不慣れなこともあり、いつもよりなおいっそうひどい試奏になってしまったことを、おわびします。8弦を愛するみなさまには申し訳ないかぎりです。どう弾いたらいいのかわからないまま、ほぼ、おろおろするさまを見せるだけのビデオとなっております。
チューニングも同様に、不慣れなため苦労しました。上記のとおり、ネックから来た弦をブリッジを貫通する穴に通し、Uターンさせてとなりの穴から出し、ネックに戻してとなりのペグに固定する、という方法で8弦を実現しています。よって、8弦であってもシンプルにGCEA、それぞれ同じ音で2重弦となっています。
しかし楽しく弾きました。ボディはコンサートといってもきゃしゃで小ぶりなホールド感。鳴りは豊かでなおかつソリッド、透明感があり、弾いていて気持ちがいいです。が、もっと気持ちよく、ゆったり弾ける方に弾いていただきたかったです! ぜひ! あなたに! よろしく!




















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