
Vintage Martin Style 1K Koa Soprano Ukulele with New Tweed Hard Case
ヴィンテージ・マーティンスタイル1K コア製ソプラノウクレレ(新品ツイードハードケース付)
マーティンのスタイル1といえば、いまだに多くの人に愛されているマホガニー製の名作ですが、こちらはレアなコア製のスタイル「1K」。安定した良コンディションです。
バックとトップにいくつかひび割れがあり、プロの手によるとみられる修繕がほどこされています。単板、とくにコア製であれば、ひび割れは残念ながらよく見られます。それイコール「弾けない」「音が悪い」を意味するわけではなく、とくにマーティンのビンテージに至っては……ねえ……ぜんぜん、いいですよねえ……音。むしろていねいな修繕がほどこされている安心感が重要です。とはいえ、下の写真でわかるとおり、すり傷やへこみは隠せません。
この個体の製作年は不明ですが、だいたいの推察はできます。マーティンスタイル1Kコアウクレレは、1920年に登場し1942年には製造中止になりました。また、マーティンのロゴは1932年以前にはヘッドの背面に刻印されていましたが、このウクレレではヘッドの前面にデカールされています。つまりこのウクレレは、1932年から42年の間に製造されたもの。2024年現在、82歳から92歳ということになります。
見た目が美しいだけでなく、サウンドもすばらしく、弦高も完璧です。
こぐれの地味ゆる試奏:抱えやすいボディに、ポーンとひびく甘い音色……やっぱりマーティンウクレレ、イイ。とはいえマーティンウクレレおなじみのマホガニーボディではなく、コアなので、ポーンというよりはコーンというのに近い、やや固い乾いた音が特徴だと思います。だけどやっぱりそこにトロリとした甘さがあって、コア製ウクレレ派にはたまらないマーティンです。
ビデオ冒頭で見せているように、ボディのひび割れは複数ありますが、演奏にはなにも支障ないかんじ。敢えて言えば古いチューニングペグが、ちょっと気になるかも。見かけよりは使いやすくはあるし、曲の間の音程キープはできるのですが。入手したらペグだけ新調したくなる人もいるかも? でもまたそういうのが、楽しいんですよね。ね。
音程は、80歳以上という年齢を感じさせない正確さ。なんてひきやすいんだろう。私などが多く語る必要はまるでない、名作ウクレレだと感じます。























コメントを残す